株式会社福井製作所

エネルギー産業で活躍する世界トップクラスの安全弁メーカー

当社は1936年創業以来、各種エネルギー産業で活躍している世界トップクラスの安全弁メーカーです。

安全弁とは、ガスを貯蔵するタンクやプラントの配管などに取り付けられており、設備の破損や爆発を防ぐ役割を担っています。
近年では、世界中で需要が伸びている天然ガスマーケットに対して、積極的にマーケティング活動を行い、天然ガス採掘設備及び運搬船、受入基地、ガス発電所などに多くの安全弁を納入しています。

"安全弁"は普段目にする事のない製品ですが、エネルギー産業を支える重要な製品であるため、社会貢献度の大きい製品です。そのため、当社では社員一人一人が責任を持って行動し、リーダーシップを発揮して働く事が出来る組織作り、人材の育成に努めています。

"枚方から世界へ"一貫したモノづくりでお客様のニーズに合った安全弁を提供

"グローバル化"が急速に進む中で、厳しい検査や海外規格に適合した材料など、お客様からのニーズが多様化してきています。

そうした中で当社では、営業・設計・購買・製造など主要な部門を枚方本社(大阪)に集約し、一貫したモノづくりを行っています。そうすることでお客様の情報を共有し、各部門と連携を図りながら、素早い対応でモノづくりに取り組む事が出来ます。

また、当社は安全弁の専門メーカーとして、他社では対応出来ない特殊な仕様の安全弁についても製作する事が出来ます。そのため、国内外のお客様から高い技術力を有する企業として評価を頂いております。

世界中で運行されているLNG(液化天然ガス)運搬船のほとんどに当社の安全弁が使われています。

LNG(液化天然ガス)とは、沖合で採掘した天然ガスをマイナス162℃まで冷却して、液化したものを指し、液化する事で体積は約600分の1となり、一度にたくさんの天然ガスを運ぶことが出来るのです。
当社の安全弁はこうした極低温の環境下においても、安全弁を確実に機能させ、ガスタンクや機器の安全を守ることが出来る技術力と多くの実績があります。

また、実際に安全弁が使用される環境を再現し、検査流体を液体窒素で冷却して検査をする設備を保有しており、海外からもたくさんのお客様が製品の立会検査のために来社しています。

近年、新興国が著しく発展を遂げている一方で電力不足が大きな問題となっています。
当社では、新興国向けに建設されている石炭火力発電所やガス火力発電所などに多数の安全弁を納入しており、各国のインフラ整備に役立っています。

安全弁を製作する上で難しい条件は、超高温・超高圧の仕様と言われています。その理由は、熱影響による材料変化や耐久性を考慮した設計が必要だからです。また、最近では高効率でCO2g排出量の低減のため、圧力・温度が共に高くなり、使用環境が厳しくなる傾向にあります。

こうしたニーズの変化にも当社では柔軟に対応し、製品開発からアフターサービスまで技術サポートを行う事でお客様の顧客満足度を向上しています。