ものづくり企業
株式会社ユニソク
ユニークな測定機器のクリエーターとして世界で活躍
ユニソクは、ユニークな測定機器のクリエーターをめざして1974年に発足して以来、長年にわたって高速分光測定装置や走査型トンネル顕微鏡等、先端的な測定機器の開発、製品化を行い全国の大学や研究機関に納入してきました。その技術と経験によって生み出される製品は国内外の研究者から高い評価を得ています。
ユーザーの希望に耳を傾け、各種の基礎研究と応用研究に役立つ研究手段を提供することにより、物理、化学、生物分野の科学研究の発展に貢献することを目指しています。
当社の強み
世界でも数少ない、日本では唯一の特殊な顕微鏡メーカー
最先端の科学研究として超伝導材、グラフェン、半導体、有機薄膜等をナノメートルオーダー(原子、分子サイズ)で形状が観察できる「超高真空走査型プローブ顕微鏡」を製造しています。製品の技術的な強みと特長は、例えば極低温(40mK)と強磁場(~16T)の環境下で、安定したトンネル顕微鏡画像やトンネル分光データを得ることができます。
また、トンネル顕微鏡で培った技術を活かし、多探針走査で局所微小領域の抵抗値が測定できる装置や、ラマン分光とプローブ顕微鏡を組み合わせたナノメートル空間分解能の顕微ラマン分光装置などを開発しました。
弊社は注文を受けてから、顧客の用途に合わせて設計し製造しています。製品の納入後は、アフターサービスとサポートで、ユーザーの期待しているデータの取得に協力し評価を得ています。
弊社の製品を利用した研究者の研究成果は ”Nature”、”Science” 等に多数掲載されております。
技術・製品
表面分析測定装置
走査型プローブ顕微鏡 (SPM) は1982年に発明されて以来、単に表面構造を観察するのみならず原子レベルでの局所的な物性・挙動の確認から原子一個の操作まで、幅広い応用範囲が期待されるほどに広がりを見せています。
ユニソクでは1986年に日本で最初に走査型トンネル顕微鏡 (STM) の製造販売を開始し、特に低温環境や超高真空環境で動作するトンネル顕微鏡に代表されるプローブ顕微鏡に特化することで、世界的に先鋭的な顕微鏡装置を提供してきました。ユーザーの研究目的に対する柔軟な対応力において皆様のご好評をいただいており、今では超高真空・低温STMの分野では世界シェアトップとなっています。
超高真空・低温STM装置の製造やカスタマイズを通して培った技術を基に、超高真空環境や低温環境でのSTM以外の計測装置の提供も行っており、多探針による微小領域の電気特性計測や、ラマン分光、ガス脱離分析など、お客様のご要望に応じた計測装置の提案・提供をいたします。ご予算に合わせて各部位ごとの販売やカスタマイズを行ったり、使用方法や使用環境に応じて設計を変更する等のご相談も承っております。
高速分光測定装置
ユニソクは国内でのストップトフロー装置販売の草分けとして1974年に設立されて以来、各種分光製品の開発・製造を続け、マルチチャンネル検出器・各種レーザーを用いた高速分光システムや微弱光分光装置・低温分光装置などのオリジナル分光システム、カスタム分光システムを数多く手掛けております。
2017年には自社特許である新技術RIPT法を用いた過渡吸収分光システムpicoTASを上市し、その性能とコンパクトな外観で業界でも大きな注目を集め、海外への販売も行っています。
今後もお客様が真に望む分光システムを提供するための努力を続けてまいります。
分光製品 来社実験サービス
弊社では、ご興味を持っていただいた製品について、ご購入前に実際に性能をご確認の上、ご購入後も満足して使っていただきたいと考えております。また装置をなかなかご購入できないお客様にも測定をしていただき、ご研究の一助となりたいとも願っております。
そこで、最新製品のデモルームを開設し、来社実験(無償または有償*)サービスを行っています。
取り扱い製品
高速分光測定装置とその関連製品
- ピコ秒過渡吸収分光システム picoTAS
- ストップトフローラピッドスキャン分光測定装置 RSP-2000
- ナノ秒時間分解分光測定装置 TSP-1000/2000
- 紫外・可視分光用クライオスタット CoolSpeK UV
- 赤外分光用クライオスタット CoolSpeK IR
- 他各種の特殊分光システムの開発・製品化
走査型プローブ顕微鏡(SPM)とその関連製品
- 超高真空低温走査型プローブ顕微鏡システム USM-1200, USM-1400
- 超高真空低温SPM/ラマン顕微鏡システム USM-1400-LT TERS
- 超高真空極低温強磁場走査型プローブ顕微鏡システム USM-1300, USM-1500, USM-1600
- 無冷媒方式超高真空低温走査型プローブ顕微鏡 USM-1800
- 時間分解走査トンネル顕微鏡システム
- 他各種の特殊走査型プローブ顕微鏡の開発・製品化
表面分析・真空環境計測装置とその関連製品
- XYZ3軸ナノマニピュレータ/プローバ UMP1000
- ナノプローブ表面電気特性測定装置 UMP1000-4P
- 大気/超高真空低温4プローブ顕微鏡システム UP2000-4P, USM-1400-4P
- 超高感度熱脱離分析装置 HEMTO-TDS
- 他各種のカスタマイズされた真空や低温環境での計測装置
基本情報
社名 | 株式会社ユニソク(ユニソク) |
---|---|
本社所在地 | 〒573-0131 大阪府枚方市春日野2-4-3 |
本社電話番号 | 072-858-6456 |
本社FAX番号 | |
代表者名 | 宮武 優 |
創業年月 | |
法人設立年月 | 1974年11月21日 |
資本金 | 5,000 万円 |
従業員数 | 48 人 |
認証 | 経済産業省「グローバルニッチトップ企業100選(電気電子部門)」に選定(2014年) |
カテゴリ | |
ホームページ | https://www.unisoku.co.jp |